日々のこと

晴れの日生まれのクリスチャン。晩婚、田舎暮らし、妊娠、流産など。

退院

夜中は頭痛があったりして、眠れたり眠れなかったりした。
痛み止めをもらおうかなと思ったりもしたけど、前夜のラミナリアの痛みに比べたら耐えられるので、そのまま夜を過ごした。

早めに起きて、トイレに行ったり、着替えをしたりした。
朝食のメニューは、前の入院中にも一度まったく同じ日があったので、デジャブのようだった。
牛乳以外は完食し、牛乳は後で飲むことにした。

8時過ぎに診察に呼ばれた。
子宮の中はきれいになってるので、このまま退院してよいことになった。
次の診察は2週間後ということになった。

そのうちに、ホテルをチェックアウトした母が病室に来た。

今日の担当の看護師さんが挨拶に来て、この後の納棺の準備などの相談をした。
母が、赤ちゃんの写真を撮ってもいいのかと看護師さんに聞いた。
思った以上にきれいな形をしていたので、せめて写真でと母が言ったので涙が出てきた。

9時頃に夫も病室に来たので、赤ちゃんを連れてきてもらった。

小さな箱の中に大切に納めてもらっていた。
きれいにしてもらった後だからか、出てきた時よりも小さく見えた。
でも、目が大きくて、よく見ると手と足に指もあるし、あばら骨も見えていて、しっかりと人間の形になっていた。

少しの間、夫と母と私で赤ちゃんを見たり、写真を撮ったりした。

夫に持ってきてもらった保冷剤を赤ちゃんの下の脱脂綿の下に入れた。
夫が預かってきた義母からの手紙を箱の中に入れてた。
病院で掛けてもらっていた白い布の上に、私が家から持ってきた花柄の布を掛けた。
何枚か布は用意していたけど、男の子なので水色の布にした。

看護師さんが退院後の生活の注意事項の説明をしてくれた。
そして、分娩後は胸が張ることがあるので、それを抑える薬をその場で飲んだ。
1度だけ飲めばいい薬だと言っていた。

荷物をまとめて退院の準備ができたので、病室の確認をしてもらってから病室を出た。
エレベーターのところまで、担当の看護師さんと看護師長さんがお見送りに来てくれた。
今度は違う形でお目にかかれますようにと言ってくれた。

母は帰りのバスまで時間があったので、とりあえず市役所へ行った。
死産届を提出して、火葬の許可書を出してもらった。
火葬は翌日の9時に予約をすることができた。
夫は午後からの出勤にしてもらっていたので、早い時間にしてもらえてよかった。

昼食を食べてから、母を駅まで送った。

ショッピングセンターで買い物をして、棺に入れる花も買った。

帰宅して、夫とコーヒーを飲んだ。

夕食は、同じ家の下の階に住んでいる義父母が一緒に食べようと言ってくれていたので、ごちそうになることにした。
義母は、今回のことは残念ではあるけど、私と家族になれたことをうれしいと言ってくれたので、私もうれしかった。

夕食の後、義父母にも子どもを見てもらった。
かわいいかわいいと言ってもらえてうれしかった。
義父母にも一緒に花を納めてもらった。
そして、義母がお祈りをしてくれた。